
株主の権利は、誰のために制限されるのか 自民党「成長志向型ガバナンス」を検証する全20回 【第5回】株主提案の「内容制限」とは何か
株主提案制度の見直しでは、提案要件の厳格化に加え、「提案内容」の制限も議論されている。しかし、「業務執行」の範囲を広く解釈すれば、企業価値や資本効率、利益相反、情報開示など、ガバナンス上重要な論点まで株主総会の議論から排除されかねない。株主提案は可決だけでなく、市場との対話と説明責任を促す役割を担う。必要なのは入口規制の拡大ではなく、透明な判断基準と説明責任を備えた制度設計である。





