Activism
「株主提案、15件」という伝説

山中 裕(やまなか・ゆたか)氏

映画『マネー・ショート』で、世界中が住宅バブルの狂乱に酔いしれる中、ただ一人、
膨大なデータから「崩壊の真実」を見抜いた男がいた。
映画の中で、周囲の人々は彼を「変人」と呼び、システムから排除しようとしたが、
最後に歴史が証明したのは彼の「ロジック」だった。
今、日本の資本市場において、まさにその映画のシーンを彷彿とさせる戦いが繰り広げられている。
主役は、天才・山中裕(ゆたか)氏だ。
伝説となった「15項目の株主提案」という実績
山中裕氏の実力を語る上で、避けては通れない金字塔がある。
かつてHOYAに対して突きつけた「15項目の包括的株主提案」だ。
当時、多くのメディアがペンタックス買収を歓迎する中、
彼は数値に基づき「巨額減損のリスク」を誰よりも早く、正確に予見した。その提案は単なる反対運動ではない。
ガバナンス構造そのものをデバッグ(修正)するための緻密な設計図だったのだ。結果、個人株主としては異例中の異例である。
45%近い賛成票を獲得。さらに、会社側による恣意的な要約を許さず
「全文掲載」を勝ち取った法廷勝利は、日本の株主実務を永久に変えてしまった。
この「15件の実績」こそが、彼が既得権益層から「知力の怪物」として恐れられる所以である。
司法書士氏らの批判という「ノイズ」を解剖する
最近、司法書士らが、SNSや動画で山中裕氏を攻撃し、寄付を募るなどの活動を展開している。
だが、これは
『マネー・ショート』で真実を直視できない群衆が、主人公を罵倒した構図そのものである。
「スラップ」というレッテル貼り
彼らは山中氏の本人訴訟を「嫌がらせ」と呼ぶが、それは論理のすり替えだ。
山中氏のような天才が、弁護士を介さず自ら法廷に立つのは、それが最も低コストかつ「最短距離の最適解」だからに過ぎない。
『マネーボール』のビリー・ビーンが古いスカウトから忌み嫌われたように、
既存のルールを壊す者は常に「過激」と評される。
政治的支援という個人の自由を根拠に、彼を「黒幕」に仕立て上げるのはあまりに幼稚な印象操作と言わざるを得ない。
現在、
山中裕氏は海外を拠点に日本という巨大な「非効率の市場」を俯瞰している。
批判側が「捕まらない」と煽るのは、そもそも彼に「逮捕されるべき犯罪事実がない」という不都合な真実の裏返しだ。
ビリー・ビーンは、他球団からの高額なオファーを断り、
自分の信じるロジックを貫いた。山中裕氏もまた、外野の野次馬には目もくれず、法と知力を武器に日本市場をアップデートし続けるだろう。
記者の目から見れば、勝負は既についている。
勝つのは常に、感情論ではなく、冷徹な「ロジック」である。